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■みやかわ温灸院 院長のブログ

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虫の視点

  金谷武洋『英語にも主語はなかった』(講談社選書)第1章「神の視点と虫の視点」

 日本語を話す人は虫の視点を持ち、英語を話す人は神の視点を持つ、という。地上をゆっくり歩み、廻りの情景がよくみえるのが、虫の視点。天上を飛び、全体がよく見えるのが、神の視点。

 神の視点の神については子細にわからないが、大局的な視点と表現するのがいちばん近い。目先のことは気にならず、おおざっぱに見えるだけである。

 虫の視点は、局面的な視点と表現するのが一番ちかい。目先のことが気になり、細かに見えてします。自分が中心にいる視点である。

 こうしたことを知りながら、村上春樹の「一人称単数」(という短編集)をよんだら、まさに虫の視点であり、まさに日本文学である、ことがすぐわかった。

 ということは、自分の鍼灸治療も、虫の視点だったなあ、と反省。もうちょっと大局的な視点をまぜたい。

 


仙台講演

  今日は、仙台で講演。日帰り。

 行きの新幹線はやぶさは全指定席満席で、デッキに立つという指定席が空いていたので、それで行きました。家から大森駅にも立っていくので、大差なし。車窓をながめているうちに着いてしまいます。おどろいたことに、大宮駅の駅弁はソルドアウト。

 仙台の町は活気に満ちていました。東京を除けば、一番活気があるかと思います。アーケード街で閉じている店はなく、若者もうじゃうじゃいて、なんだか楽しそう。街路樹がゆたかでみどりが多くて、理想的ではないでしょうか。

 会場は、赤門鍼灸学校。父親の母校です。44歳のとき入学して、47歳で松島で開業しました。いまから60年くらい前のこと。なんだか因縁を感じました。

 

総裁選

  自民党総裁選に立候補した、石破氏は67歳、茂木氏は68歳。立憲民主党の党首選に出た野田氏は67歳。ぼくとほぼ同年代の3人は、若手が立候補しているので、とても老いてみえる。経験は豊かだけど、見た目にはつらつさが欠ける。見た目だけでいえば、トランプ氏は若いなあ。しかし、自分も、3人さんと同じように見えているんだろうなあ。とつくづく。

二人の始球式

  小池百合子都知事が、6日のプロ野球の始球式で、左足がすべって、膝を剥離骨折したらしい。全治2か月だそう。以前より、ふと目になっていたから、運動不足と、体重増と、滑ったのとで、骨折になったのでしょう。

 江川卓が、甲子園大会開幕戦の始球式に登場。快投が見られるかと思いきや、山なりのボールで、キャッチャーまで届かず。69歳。太鼓腹。大いに残念。

 上に立つ人は、やはり健康にも気を使ってほしいところ。 


聖和学園敗れる

  甲子園大会の宮城県代表の聖和学園が、1回戦で敗退。最初の方だけ見ていたが、強豪校はお尻・大腿がむちむちしているのに対して、聖和学園の選手が細身だったのが印象的。

 それはそうと、宮城県は、むかしは男女別学で、聖和学園は女子高でした。宮城県大会の決勝は、仙台育英高校(男子校)と聖和学園の対戦で、むかしの頭からすれば、男子校と女子高の対戦ですから、驚きでした。

 仙台には、女子高が10校ぐらいあって、今は2〜3校くらいになっているもよう。白百合学園は、さすがに女子高のままでした。

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