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■みやかわ温灸院 院長のブログ

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池田知久『老子』その2

 現代語訳、読み下し、原文とあるのは、まあ標準装備なのだけど、各章に解説がついているのが、なかなか良いです。
 
 解説が充実しているのは、浅野裕一『孫子』(講談社文庫)で、将来的には、『内経』にもこのような解説充実の注釈書がほしいものである。

蜂谷邦夫『老子』(岩波文庫)は、語句の校勘と解説が充実していて、それも面白い。
 
 池田と蜂谷をくらべてみるのもおもしろい。
【第77章】
 蜂谷:天之道は日月星辰の運行など、自然の摂理のこと。
 池田:天の道が自然界の法則を指し、・・・というわけではない。

 先行する蜂谷を、池田が批判している箇所が他にもあって、なかなか面白い。それができるのは、古い『老子』が出土して、解釈の選択枝がふえて、より正しい解釈ができるようになったからである。

 『老子』でいえば、根本的なところ(道の哲学)の解釈次第で、原文の理解に相当に差がでるようです。医学的古典も根本を掘り下げないと、枝葉末節を追うばかりではいけないでしょう。

池田知久『老子』

 このたび、池田知久の『老子』に関連する、「全訳注」と「その思想を読み尽くす」の2書を買いました。前者は、231ページと大人しいものですが、後者は、861ページと挑戦的なものでした。

 後者の第二章「『老子』という書」を読むと、伝世文献の研究だけでなく、出土文献の研究が欠かせないと痛感。しかし、出土文献を読むには、伝世文献研究の積み重ねが必要なのはいうまでもない。

「経脈についての合理的な説明」といえば、『霊枢』経脈篇の研究が必須なのだけど、振り返ってみると、やはり限界がありました。それを破るのが、出土文献の馬王堆医書、張家山医書などですが、わが国では研究はほとんど進んでいないのが現状です。これでは、いつまでたっても「合理的な説明」には至らないでしょう。
 
 では、いますぐ出土文献に着手すればいいのかといえば、そうでもない。『霊枢』経脈篇の研究がおろそかになっていますし、『霊枢』全体と経脈篇の関係、『素問』と経脈篇の関係など、未探の宿題は多いのであります。道はとおし。
 
 

木香バラ2

前回の写真は遠目でしたので、今回は下から見上げるように撮ってみました。下からみると圧倒されます。

 木香バラの香りは微細なので、花を摘んでしっかり確認しました。覚えましたので、次回から大丈夫でしょう。

 師匠の島田先生は、丸山先生の往診についていき、玄関で、これが癌患者の匂いだ、と教わったといい、それ以降、匂いで癌であるかどうかわかるとおっしゃってました。ぼくは、そういう体験が無いので、その教えは途絶えてしまいました。

 誰しもがわかることは誰しもがわかることですが、そうでない微妙なものごとは、リードしてもらわないとわからないかもしれませんし、無心無欲でなければわからないかもしれません。

かまちよしろう

 4月21日の鶯谷の勉強会のあと、近くの錦華楼で最後の打ち上げ。

 2015年に行われた第43回日本伝統鍼灸学会学術大会での懇親会の出し物で、1位2位をとったので、錦華楼で打ち上げをしました。4年前のはなしですね。出し物のコンテストでは、独唱あり、太極拳あり、というところで、ぼくは、大根踊りと、仙台すずめ踊りで、衛生学園の専攻科の学生たちと、披露しました。それで、1位2位を獲得し、賞金を得たので、錦華楼で打ち上げをしたというわけです。

 打ち上げの日、錦華楼には他に年配のグループがいたので、かくかくしかじかで騒がしいですがよろしく、とあいさつして、ついでながら大根踊りとすずめ踊りを披露しました。その返礼として、かまちよしろうさんが「哀愁の犬サブレ 黄色」というのを歌ってくれました。歌詞は、ぼく好みのナンセンスなもので、とても印象的でした。あとで調べると、かまちよしろうさんは漫画家で、ナンセンスマンガの谷岡ヤスジのアシスタントだったようです。なので、歌もナンセンスなのでした。
 
 その中で「日陰の道を信じて歩く」という下りは、『老子』をおもわせるほどです。それいらい、またかまちさんに会いたいという思いが募っていました。

 それが偶然というか、4月21日の打ち上げの目の前にいたのです。見たとたん、挨拶に行って、あとで歌ってほしいとリクエストしました。本人がいて、歌を聴いて、とても感動した、思い出の錦華楼でした。

 

木香バラとさつき

 いま、家の前の歩道はさつき満開。家の木香バラも満開。すばらしい。
 木香バラは、かおりが信号のところまで満ちているようです。ところが、僕はといえば、その木香バラのかおりが、相変わらず、わからず。ヨコシマなのでしょうね。


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